六万坪(読み)ろくまんつぼ

日本歴史地名大系 「六万坪」の解説

六万坪
ろくまんつぼ

江戸時代によこ(大横川)を挟んで茂森しげもり町・木場きば町など木場掘割の東方に造成された埋立地。「御府内備考」によれば東西六町・南北一町半。元禄(一六八八―一七〇四)頃まで海浜であったが、江戸市中の塵芥により埋立てられた。当初は代官預地で、宝永七年(一七一〇)から正徳元年(一七一一)にかけて、西部の三分の一の土地を山形屋利兵衛・豊田屋源助が買請けて年貢地となり、六万坪町が成立し同三年町奉行支配となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android