六十(読み)ムソジ

デジタル大辞泉 「六十」の意味・読み・例文・類語

むそ‐じ〔‐ぢ〕【六十/六十路】

ろくじゅう。また、60歳。60年。→十路

ろく‐じゅう〔‐ジフ〕【六十】

10の6倍の数。
60歳。むそじ。

む‐そ【六十】

ろくじゅう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「六十」の意味・読み・例文・類語

ろく‐じゅう‥ジフ【六十】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一〇の六倍。むそ。〔日葡辞書(1603‐04)〕
  3. 年齢の六〇歳をいう。
    1. [初出の実例]「今年なん六十に成給ひければ」(出典:落窪物語(10C後)四)
    2. [その他の文献]〔論語‐為政〕
  4. ろくじゅうじょう(六十帖)」の略。
    1. [初出の実例]「六十は借宅百は下屋敷」(出典:雑俳・柳筥(1783‐86)一)

むそ‐じ‥ぢ【六十・六十路】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「じ」は接尾語 ) ろくじゅう。むそ。また、六〇年。六〇歳。
    1. [初出の実例]「あなをさな。いちかむそぢか。おほよそ子うみ給へりともなくて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)
    2. 「僧はむそぢの数引き列なりて」(出典:今鏡(1170)二)

む‐そ【六十】

  1. 〘 名詞 〙 六の一〇倍。六〇。ろくじゅう。むそじ。〔和英語林集成再版)(1872)〕

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