日本歴史地名大系 「六大院」の解説 六大院ろくだいいん 三重県:津市北郊地区窪田村六大院[現在地名]津市大里窪田町窪田(くぼた)村の六大にあり、蓬莱山と号し、本尊千手観音、真言宗醍醐派に属する。「窪田の六大院より発句所望に、すゞか山いろいろになる心かな」(宗長手記)と室町時代の連歌師宗長が記している。「五鈴遺響」は、永正一七年(一五二〇)後柏原天皇より山号寺号の勅翰ある勅願所で、寺領一〇〇石を寄進された大寺であったと記している。その後焼失した当院を、織田信包が観音寺(現大門町)境内に再興した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by