六文抜(読み)ろくもんぬけ

精選版 日本国語大辞典 「六文抜」の意味・読み・例文・類語

ろくもん‐ぬけ【六文抜】

〘名〙
① (百文から六文抜ける意で、九四文を表わす) 江戸時代大井川天龍川などにおける川越し肩車(かたぐるま)の代。転じて、肩車の異称
※雑俳・柳多留‐四〇(1807)「おそろしさ六文ぬけの首でこし」
② 間抜けなこと。また、その人。
※雑俳・住吉みやげ(1708)「聟入や六文ぬけの九十郎」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android