ろくげ‐の‐びゃくぞう‥ビャクザウ【六牙白象】
- 〘 連語 〙 仏語。
- ① 六つの牙をもった白い象。釈迦の母、摩耶夫人がこの象を夢に見て釈迦を懐妊したところから、釈迦の入胎を象徴する。
- [初出の実例]「夫人夜寝給たる夢に、菩薩六牙の白象に乗て虚空の中より来て、夫人右の脇より身の中に入給ぬ」(出典:今昔物語集(1120頃か)一)
- ② 普賢菩薩の乗る、牙の六本ある白象。
- [初出の実例]「われ、まさに六牙(ロクゲ)(〈注〉ムツノキバ)の白象(ビャクザウ)にのりて」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)八)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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