六糸緞(読み)ムリョウ

デジタル大辞泉 「六糸緞」の意味・読み・例文・類語

む‐りょう〔‐リヤウ〕【六緞】

中国から渡来した繻子しゅす。普通の繻子に比べて縦糸が粗く、光沢が劣る。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「六糸緞」の意味・読み・例文・類語

む‐りょう‥リャウ【六糸緞】

  1. 〘 名詞 〙 ( 普通の「八糸緞」を繻子(しゅす)というのに対して織糸が少ないところからいう ) 中国渡来の繻子に似た絹織物。繻子よりは経(たていと)が粗く、光沢のやや劣ったもの。
    1. [初出の実例]「くろき物のしなじな〈略〉しゅちん、くろけん、ちゃう、せてん、むりゃうの小袖かさねきて」(出典:仮名草子・尤双紙(1632)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android