六郷堀(読み)ろくごうぼり

日本歴史地名大系 「六郷堀」の解説

六郷堀
ろくごうぼり

近世より灌漑などに利用された用水路で、仙台城下南端より現六郷地区に通水する。「奥陽名数」に六ヵ村用水とあり、六郷堰は三堰の一。広瀬川からの取入口は古くは現在地より下流にあったが、昭和二九年(一九五四)七郷しちごう堰に合口して新たに愛宕あたご堰として広瀬川の水を取入れるようになった。取入口より二〇〇メートルほど下流(堰場地内)に両堀の分岐点がある(愛宕堰記念碑)。六郷堰がいつ築造されたかは定かでなく、寛文八―九年(一六六八―六九)の城下絵図に用水路として六郷堀がみえるのが初見である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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