六野瀬村(読み)ろくのせむら

日本歴史地名大系 「六野瀬村」の解説

六野瀬村
ろくのせむら

[現在地名]安田町六野瀬

阿賀野川右岸に位置し、東は草水くそうず村、西は渡場わたりば村。乾元二年(一三〇三)六月二九日の大見頼資所領配分目録(大見安田氏文書)に源内左衛門知行分として「白河庄安田条内六度仙」とみえる。天正二年(一五七四)九月の安田氏給分帳(北方文化博物館蔵)によれば、「六度瀬」に乙寿丸・斎藤半介・湯原太郎兵衛ら軍役衆の給地があり、ほかに大見だいけん寺分七貫六〇〇文の田地など寺社領や町屋敷一軒があった。

慶長三年(一五九八)村上藩領となり、正保国絵図に六瀬村二〇〇石余とある。寛文一三年(一六七三)の組々村数并高付大庄屋付(大滝家文書)では保田組に属する。宝永七年(一七一〇)幕府領となり、明和二年(一七六五)の石瀬代官所村々高辻帳(北条一也氏蔵)によると新保組に属し、高三〇二石二斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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