共同統治(読み)きょうどうとうち

改訂新版 世界大百科事典 「共同統治」の意味・わかりやすい解説

共同統治 (きょうどうとうち)

ラテン語でコンドミニウムcondominiumという。もともと神聖ローマ帝国末期にあらわれた概念である。国際法上は,複数国家が同一地域に主権を共同行使することを意味する。共同統治の先例は多く,その形態も一様ではない。有名なのは,1864-66年のシュレスウィヒ・ホルシュタインおよびラウエンブルクに対するオーストリアプロイセンのそれ,1909-18年のボスニアおよびヘルツェゴビナに対するオーストリア,ハンガリーのそれである。比較的新しくて重要な例は,1906年以降,イギリスおよびフランスによって共同統治されたニューヘブリデス諸島である。すなわち,イギリス,フランス各国は,同諸島の自国民について責任を負ったが,原住民は共同主権下におかれ,各国弁務官が,郵便,電信,警察といった合同事業を処理した。しかし,同諸島は80年7月バヌアツ共和国として独立し,同諸島に対する共同統治は終了した。
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