共鳴積分(読み)キョウメイセキブン

化学辞典 第2版 「共鳴積分」の解説

共鳴積分
キョウメイセキブン
resonance integral

原子軌道関数ψaψb とし,Hを系のハミルトニアンとしたとき,次のように定義される積分

βab = ∫ ψa*Hψb

ここで,ψa*ψa複素共役関数で,積分は全空間にわたって行われる.この積分は,分子軌道関数を原子軌道関数(ψaψb)の一次結合によって近似する(LCAO近似)ことから生じてくる.この近似は,真の構造(ここでは分子軌道関数)を共鳴構造式(ここでは原子軌道関数)で表す方法に対応しており,分子軌道のエネルギーは各原子構造のそれよりも安定化する.この安定化のエネルギーは,共鳴エネルギーに対応するものであり,共鳴積分βと深く関連している.さらに共鳴積分は,結合エネルギーや電子エネルギー準位間の遷移エネルギーなどとも関連する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...

重陽の用語解説を読む