コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

原子軌道関数 げんしきどうかんすうatomic orbital

世界大百科事典 第2版の解説

げんしきどうかんすう【原子軌道関数 atomic orbital】

原子内では,個々の電子の雲(電子雲electron cloud)が重なりあって存在するとして,よく個々の電子の雲の状態は複素関数で表される。この複素関数は古典力学(ニュートン力学)における電子の円軌道,楕円軌道に相等するものなので,原子軌道関数と呼ばれ,略して原子軌道ともいう。原子軌道関数には,その広がりの程度と角運動量の大きさとに対応して,1s,2s,2pなどの名前がつけられている。水素原子の原子軌道関数は量子力学によって正確に求められる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

世界大百科事典内の原子軌道関数の言及

【原子】より

…また,エネルギーの高い状態では電子が陽子から遠くにあるという共通点もある。このような両者の類似点に着目して,1s,2s,2pなどの状態の波動関数を原子軌道関数と呼ぶことが多い。また,さらに省略して単に軌道と呼ぶこともある。…

※「原子軌道関数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

原子軌道関数の関連キーワード原子価結合法分子軌道法有機反応論周期律

今日のキーワード

大義

1 人として守るべき道義。国家・君主への忠義、親への孝行など。「大義に殉じる」2 重要な意義。大切な事柄。「自由平等の大義を説く」...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android