其方人等(読み)ソチトラ

デジタル大辞泉 「其方人等」の意味・読み・例文・類語

そちと‐ら【×等】

[代]二人称人代名詞下位の者に対して、単数にも複数にも用いられる。おまえ。おまえたち。
町人の―までこの恩を忘るるな」〈浄・宵庚申

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精選版 日本国語大辞典 「其方人等」の意味・読み・例文・類語

そちと‐ら【其方人等】

  1. 〘 代名詞詞 〙 ( 「ら」は接尾語 ) 対称目下の者に対して用いる。「そち」の複数だが、単数にも用いた。
    1. [初出の実例]「さればそちとらは爰をどこじゃと思ふ」(出典:浄瑠璃・当麻中将姫(1714頃)一)

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