具合い(読み)ぐあい

精選版 日本国語大辞典 「具合い」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐あい‥あひ【具合・工合】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事の状況や機能、進行の調子。また、特に健康の調子。あんばい。
    1. [初出の実例]「コッサワイワイに至てもその枢機(クアイ)はあやまたず、切幕上げみす上げ紙格(せうじ)」(出典洒落本・当世気どり草(1773))
    2. 「髯の張り具合から耳の立ち按排」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉二)
  3. 他との適合の状況。つごうや、体面
    1. [初出の実例]「おまへにはよかろ。けど、此方にはチト工合(グアヒ)が悪い」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)
  4. やり方。「こんな具合にやりなさい」
  5. ( ━する ) あれこれよく考えること。工夫。
    1. [初出の実例]「暮てもさらぬ学問の窓〈立圃〉 具合する医書にやもるる目の薬〈立圃〉」(出典:俳諧・鴉鷺俳諧(1646))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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