具足餠(読み)ぐそくもち

精選版 日本国語大辞典 「具足餠」の意味・読み・例文・類語

ぐそく‐もち【具足餠】

  1. 〘 名詞 〙 武家正月に、甲冑を飾ってその前に供えた鏡餠。鎧(よろい)餠。武家餠。具足の鏡餠。具足の餠。《 季語新年
    1. [初出の実例]「幕祝の餠、同具足餠(グソクもち)などは、手にてひっきりて不食」(出典甲陽軍鑑(17C初)品四四)
    2. 「我宿の春は来にけり具足餠」(出典:俳諧・鬼貫句選(1769)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android