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内臓弓 ないぞうきゅうvisceral arch

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

内臓弓
ないぞうきゅう
visceral arch

脊椎動物では個体発生の初期にのちの咽頭部にあたる領域に鰓の切れ目 (鰓裂) が生じる。隣合う各鰓裂にはさまれて残った弓状の各部分が内臓弓 (広義鰓弓) である。最前方の2個はそれぞれ顎弓,弓といい,口器と耳の各部分へと分化する。第3内臓弓以下が狭義の鰓弓で,第1,第2,…とあらためて番号をつけて呼ぶ。鰓のない動物では,その部分の鰓裂は生じないか,またはまもなく閉じ,内臓弓は喉頸部の組織を生じていくか,あるいは退化する。

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デジタル大辞泉の解説

ないぞう‐きゅう〔ナイザウ‐〕【内臓弓】

鰓弓2

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世界大百科事典内の内臓弓の言及

【骨格】より

…また頭蓋の腹側には消化管の初めの咽頭部を左右から抱く数対の弓状の骨からなる骨格が付属している。これを内臓骨格といい,内臓骨格を形づくる弓状の各骨(または軟骨)を内臓弓と称する。そのうちとくに第1内臓弓上顎・下顎の骨格になるのでこれを顎弓,第2内臓弓は一部が舌骨になるので舌骨弓(舌弓)といい,第3以下の内臓弓を鰓弓(さいきゆう)というが,ときには鰓弓を内臓弓の同義語に用いることがある。…

【耳小骨】より

…軟骨魚類など原型的な脊椎動物では,上下のあごの骨格であるいわゆる顎弓の後に,舌弓とよばれるえらの骨格があり,これはさらにその後方に並ぶ数対のえらの骨格,つまり鰓弓(さいきゆう)と一連の構造になっている。顎弓,舌弓,鰓弓は一括して内臓弓とよばれ,あごが現れる前の原始的魚類(無顎類)ではこれらは等しくえらの骨格であったと考えられている。ところで,舌弓の背側の半分は舌顎軟骨または舌顎骨といい,軟骨魚類では脳頭蓋(軟骨頭蓋)と上顎の骨格である口蓋方形軟骨とを連結する働きをしている。…

※「内臓弓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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