内藤 湖南(読み)ナイトウ コナン

20世紀日本人名事典 「内藤 湖南」の解説

内藤 湖南
ナイトウ コナン

明治〜昭和期の東洋史学者 京都帝大名誉教授。



生年
慶応2年7月18日(1866年)

没年
昭和9(1934)年6月26日

出生地
陸奥国鹿角郡毛馬内村(現・秋田県鹿角市十和田毛馬内)

本名
内藤 虎次郎(ナイトウ トラジロウ)

学歴〔年〕
秋田師範高等科〔明治18年〕卒

学位〔年〕
文学博士〔明治43年〕

経歴
旧南部藩の藩儒の家に生まれる。明治18年秋田師範卒業後、小学校教育に従事。20年上京、「明教新誌」の編集に従事。27年大阪朝日新聞に入り、以後、「台湾日報」主筆、「万朝報」主幹、「大阪朝日新聞」記者を経て、40年京都帝大講師となり、42年教授に就任。大正15年帝国学士院会員、京都帝大を定年退官。昭和2年京都帝大名誉教授。4年東方文化学院京都研究所(現・京大人文科学研究所)評議員。この間、数次にわたり、中国、朝鮮、満州、欧州を訪問、敦煌文書などを調査した。狩野直喜とともに、東洋史・支那学における京都学派を育てた。主著に「近世文学史論」「日本文化史研究」「清朝史通論」「支那論」「支那史学史」「中国絵画史」などがある他、「内藤湖南全集」(全14巻 筑摩書房)がある。書家としても知られる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「内藤 湖南」の解説

内藤 湖南 (ないとう こなん)

生年月日:1866年8月17日
明治時代-昭和時代の東洋史学者。京都大学教授
1934年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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