内訴(読み)ないそ

精選版 日本国語大辞典 「内訴」の意味・読み・例文・類語

ない‐そ【内訴】

〘名〙
① 内々に訴えること。内密の訴え。〔文明本節用集(室町中)〕
鎌倉時代幕府の執権・連署または六波羅探題に直接または奏者を通じて内々に上訴すること。
沙汰未練書(14C初)「内訴事 関東には両所京都には両六波羅え、内々申入之

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「内訴」の意味・読み・例文・類語

ない‐そ【内訴】

鎌倉幕府の訴訟制度で、執権連署または六波羅探題に内々に上訴すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android