内証向き(読み)ナイショウムキ

デジタル大辞泉 「内証向き」の意味・読み・例文・類語

ないしょう‐むき【内証向き】

家計に関すること。勝手向き。
「―はいざ知らず、福々しくぞ見えし」〈滑・古朽木〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「内証向き」の意味・読み・例文・類語

ないしょう‐むき【内証向】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生活様子。家計の状態。暮らしむき。ないしょむき。
    1. [初出の実例]「内証向(ムキ)はいざしらず福々敷ぞ見えし」(出典滑稽本・古朽木(1780)二)
  3. 表向きにできないこと。秘密にかかわること。ないしょむき。
    1. [初出の実例]「用は、内証(ないしゃう)むきの事なれば」(出典:洒落本・魂胆惣勘定(1754)中)

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