内証向き(読み)ナイショウムキ

デジタル大辞泉 「内証向き」の意味・読み・例文・類語

ないしょう‐むき【内証向き】

家計に関すること。勝手向き。
「―はいざ知らず、福々しくぞ見えし」〈滑・古朽木〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「内証向き」の意味・読み・例文・類語

ないしょう‐むき【内証向】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 生活様子。家計の状態。暮らしむき。ないしょむき。
    1. [初出の実例]「内証向(ムキ)はいざしらず福々敷ぞ見えし」(出典滑稽本・古朽木(1780)二)
  3. 表向きにできないこと。秘密にかかわること。ないしょむき。
    1. [初出の実例]「用は、内証(ないしゃう)むきの事なれば」(出典:洒落本・魂胆惣勘定(1754)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android