内部結露(読み)ナイブケツロ

リフォーム用語集 「内部結露」の解説

内部結露

室内水蒸気が壁の内部浸入し、外気温の影響で室内よりも温度が低い壁内部で結露すること。内部結露は建物の耐久性を低下させるため、壁内部に防湿層を設けて水蒸気の浸入を防止したり、壁内部に通気層を設けて浸入した水蒸気を外部に排出するなどの対策が必要である。→結露、壁体内通気工法

出典 リフォーム ホームプロリフォーム用語集について 情報

世界大百科事典(旧版)内の内部結露の言及

【暖房】より

…逆に湿度が高くなりすぎると,冷たいガラス面や壁面,ときには壁体内部に結露を生ずることがある。結露は空気がその露点温度以下に冷却されて露を結ぶ現象で,壁表面で起こるものを表面結露,壁体内部に生ずるものを内部結露という。表面結露を起こさせぬようにするには室内空気の露点温度を下げるか,結露を起こす部分の表面温度を高めることが必要であり,内部結露を防ぐには温度の低い側に断熱性のよい材料を,絶対湿度の高い側に透湿抵抗の大きい材料を配置するような壁断面とするのがよい。…

※「内部結露」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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