内閣書記官(読み)ないかくしょきかん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内閣書記官」の意味・わかりやすい解説

内閣書記官
ないかくしょきかん

内閣総理大臣もとにあって,内閣補助部局の中枢となり,大臣を補佐し,行政事務を分担するためにおかれた官職。その創設は,1879年3月 10日の太政官達にさかのぼるが,85年 12月 23日内閣制創設の詔勅が下るとともに,翌 24日内閣書記官制が制定され,その職制任務が一定された。内閣部局中の内閣書記官室に属し,その長を内閣書記官長と称した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android