円性房の妻(読み)えんしょうぼうのつま

朝日日本歴史人物事典 「円性房の妻」の解説

円性房の妻

生年生没年不詳
鎌倉後期の女性。夫の円性房は若狭国西津荘(福井県小浜市)の代官。永仁1(1293)年に同荘内多烏浦山野が隣村汲部浦の百姓に侵略されたとき,円性房の優柔不断さに愛想をつかした多烏浦の百姓は,汲部浦撃退の下知をその妻に要請。彼女はよくこれにこたえ,紛争の処理に尽力した。

(鈴木国弘)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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