精選版 日本国語大辞典 「円石」の意味・読み・例文・類語 つぶれ‐いし【円石】 〘 名詞 〙 ( 「つぶれ」は「つぶら(円)」の変化したもの ) まるい石。角がとれてまるくなった石。[初出の実例]「わが背子が犢鼻(たふさき)にする都夫礼石(ツブレいし)の吉野の山に氷魚(ひを)そさがれる」(出典:万葉集(8C後)一六・三八三九) えん‐せきヱン‥【円石】 〘 名詞 〙 まるい石。まるいし。[初出の実例]「万丈の谷に円石(ヱンセキ)を倒(さかしまに)して敵を亡す」(出典:源平盛衰記(14C前)二七)[その他の文献]〔鬼谷子‐本経陰符〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の円石の言及 【ハプト藻類】より …発達したハプトネマは体の長さの数倍以上にもなる。この藻類の仲間の多くは,体表に円石(コッコリス)と呼ぶ炭酸石灰の鱗片をつけるので,円石藻類とも呼ばれる。海産の種類が多く,有機物生産者として,海洋の生態系において重要な位置を占めるプランクトン性藻類である。… ※「円石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by