円頂寺(読み)えんちようじ

日本歴史地名大系 「円頂寺」の解説

円頂寺
えんちようじ

[現在地名]上矢作町 本郷

宝林山と号し曹洞宗。本尊釈迦如来。寛永年間(一六二四―四四)徳翁秀用により開創され、当時山号は方袍山と号した。寛文八年(一六六八)焼失、貞享三年(一六八六)再建された。その後満洲和尚がいわ盛巌せいがん(現岩村町)五世天叟を伝法開山とし、現在地に仏閣を建設、自らは二世となる。元禄一六年(一七〇三)の村明細帳(本郷公民館文書)によると、客殿長さ九間半・横五間、庫裏長さ七間・横五間で、ほかに薬師堂・衆寮があり、境内は長さ二二間・横一〇間とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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