写真週刊誌(読み)しゃしんしゅうかんし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「写真週刊誌」の意味・わかりやすい解説

写真週刊誌
しゃしんしゅうかんし

ニュースや世相断片を,写真を中心に解説する週刊誌。 1981年 10月に創刊された『FOCUS』 (新潮社) が最初で,当初新機軸の週刊誌として話題を集めたが,しだいにプライバシーを無視したのぞき写真や,スキャンダラスな記事が増えるようになった。 1984年にライバル誌『フライデー』 (講談社) が創刊されると,両者の間でますますこの傾向が強まり,世間批判も高まった。しかし,売れ行きが好調なことから,『エンマ』 (文藝春秋) ,『タッチ』 (小学館) ,『フラッシュ』 (光文社) が相次いで創刊された。各誌のスキャンダリズム中心の取材・編集方針はさらにエスカレートし,写真週刊誌によるプライバシー侵害問題は,ついに社会問題化した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android