冠を掛く(読み)コウブリヲカク

デジタル大辞泉 「冠を掛く」の意味・読み・例文・類語

こうぶり・く

《「挂冠けいかん」を訓読みにした言葉官職を辞する。
「年ふかき身の―・けむ」〈・若菜下〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「冠を掛く」の意味・読み・例文・類語

こうぶり【冠】 を 掛(か)

(衣冠を脱いで柱などに掛けることの意の「挂冠(けいかん)」を訓読したことば) 官職を辞する。挂冠する。致仕(ちし)する。
源氏(1001‐14頃)若菜下「年ふかき身の、かうぶりをかけむ、なにか惜しからん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android