冠を掛く(読み)コウブリヲカク

デジタル大辞泉 「冠を掛く」の意味・読み・例文・類語

こうぶり・く

《「挂冠けいかん」を訓読みにした言葉官職を辞する。
「年ふかき身の―・けむ」〈・若菜下〉

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精選版 日本国語大辞典 「冠を掛く」の意味・読み・例文・類語

こうぶり【冠】 を 掛(か)

  1. ( 衣冠を脱いで柱などに掛けることの意の「挂冠(けいかん)」を訓読したことば ) 官職を辞する。挂冠する。致仕(ちし)する。
    1. [初出の実例]「年ふかき身の、かうぶりをかけむ、なにか惜しからん」(出典:源氏物語(1001‐14頃)若菜下)

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