凋弊(読み)チョウヘイ

デジタル大辞泉 「凋弊」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐へい〔テウ‐〕【×凋弊】

[名](スル)疲れおとろえること。疲弊
「此戦連綿として永く打続きしかば諸国次第に―し」〈田口日本開化小史

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「凋弊」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐へいテウ‥【凋弊・彫弊】

  1. 〘 名詞 〙 疲れ衰えること。すたれ衰えること。しぼみやぶれること。疲弊。衰弊
    1. [初出の実例]「百姓彫弊、秉積有歳年」(出典類聚三代格‐八・延暦二四年(805)一二月七日)
    2. 「此戦連綿として永く打続きしかば諸国次第に凋弊し」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉三)
    3. [その他の文献]〔魏志‐衛覬伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android