凋零(読み)チョウレイ

デジタル大辞泉 「凋零」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐れい〔テウ‐〕【×凋零】

[名](スル)花などがしぼんで落ちること。転じて、勢いなどが衰えること。
「是の人の、斯る―せる有様を」〈竜渓経国美談

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「凋零」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐れいテウ‥【凋零】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 花などがしぼみ落ちること。また、人の勢いなどが衰えること。凋落
    1. [初出の実例]「千花百草凋零の後、留りて紛々たる雪の裏に向って看る〈白居易〉」(出典:新撰朗詠集(12C前)下)
    2. 「今是の人の斯る凋零せる有様を」(出典:経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前)
    3. [その他の文献]〔中論‐孝偽〕
  3. 年齢の傾くこと。老衰すること。〔曾鞏‐謝暦日表〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android