几杖(読み)きじょう

精選版 日本国語大辞典 「几杖」の意味・読み・例文・類語

き‐じょう‥ヂャウ【几杖】

  1. 〘 名詞 〙 ひじかけとつえ。老人に下賜されることが多かったところから、転じて老人の意。
    1. [初出の実例]「仍賜几杖并新銭十万文」(出典続日本紀‐天平宝字八年(764)九月戊戌)
    2. 「初従筮仕、及乎几杖之歳、躬其忠孝、保而不怠」(出典:竹居清事(1455頃)三省説)
    3. [その他の文献]〔礼記‐曲礼上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「几杖」の読み・字形・画数・意味

【几杖】きじよう(ぢやう)

ひじかけと杖。〔礼記、曲礼上〕長に謀るに、必ず几杖を操りて、以て之れに從ふ。

字通「几」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android