几案(読み)キアン

デジタル大辞泉 「几案」の意味・読み・例文・類語

き‐あん【×几案/机案】

《「几」も「案」もつくえの意》机。
「―整然として字を書く潔癖家もあれば」〈蘆花思出の記

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精選版 日本国語大辞典 「几案」の意味・読み・例文・類語

き‐あん【几案・机案】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「几」「案」ともにつくえの意 ) 机(つくえ)
    1. [初出の実例]「庁事の上に床を立てて几案有り」(出典:今昔物語集(1120頃か)九)
    2. [その他の文献]〔南史‐陸澄伝〕

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普及版 字通 「几案」の読み・字形・画数・意味

【几案】きあん

つくえ。魏・王粲〔儒吏論〕几案の下にり、官曹に長ず。、以て自ら潤す無し。察無からんと欲すと雖も、得ること能はず。

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