処置無(読み)しょちなし

精選版 日本国語大辞典 「処置無」の意味・読み・例文・類語

しょち‐なし【処置無】

〘名〙 (形動) ほどこすすべがないこと。始末におえないこと。また、そのさま。
帰郷(1948)〈大仏次郎牡丹の家「敗けた経験のない国民が惨めに敗けたのだから、処置なしに、おっこちてしまった」
真空地帯(1952)〈野間宏〉六「あいつ平気な顔して煙草すいやがる、処置(ショチ)なしやぞ」

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