凪(漢字)

普及版 字通 「凪(漢字)」の読み・字形・画数・意味


人名用漢字 6画

[字訓] なぎ

[字形] 国字
風の省形+止。海面に波たたず、おだやかな状態にあることをいう。朝凪夕凪のように用いる。「和(な)ぐ」の名詞形。〔万葉〕には「夕」のようにしるしており、凪という字は〔文明本節用集〕などに至ってみえる。凩(こがらし)・凧(たこ)なども、みな同じ造字法で、風の省文に従う。卜文では風はもと鵬の飛ぶ形に作り、音符として(凡)(はん)を加え、それがのち風の字となった。

[訓義]
1. なぎ、なぐ。

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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