出で交じらふ(読み)イデマジラウ

デジタル大辞泉 「出で交じらふ」の意味・読み・例文・類語

いで‐まじら・う〔‐まじらふ〕【出で交じらふ】

[動ハ四]すすんで人々の中に入って、交際をする。
「家の子の君達きんだち、―・ひ給はず」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「出で交じらふ」の意味・読み・例文・類語

いで‐まじら・う‥まじらふ【出交】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「まじらう」は動詞「まじる」に動作反復継続を表わす接尾語「ふ」の付いたもの ) 世間に出て交際する。世の人々とつきあう。
    1. [初出の実例]「物思ひのみして、をさをさいでまじらひ給ふ事もなし」(出典:落窪物語(10C後)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android