出で交じらふ(読み)イデマジラウ

デジタル大辞泉 「出で交じらふ」の意味・読み・例文・類語

いで‐まじら・う〔‐まじらふ〕【出で交じらふ】

[動ハ四]すすんで人々の中に入って、交際をする。
「家の子の君達きんだち、―・ひ給はず」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉

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精選版 日本国語大辞典 「出で交じらふ」の意味・読み・例文・類語

いで‐まじら・う‥まじらふ【出交】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「まじらう」は動詞「まじる」に動作反復継続を表わす接尾語「ふ」の付いたもの ) 世間に出て交際する。世の人々とつきあう。
    1. [初出の実例]「物思ひのみして、をさをさいでまじらひ給ふ事もなし」(出典:落窪物語(10C後)二)

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