出国税(読み)しゅっこくぜい(その他表記)Exit Tax

共同通信ニュース用語解説 「出国税」の解説

出国税

航空機旅客船で出国する旅行者対象に、チケット代金に上乗せするなどして徴収する税金。観光振興の財源として活用しているケースが多いとされる。オーストラリアの出国税は航空機や船で出国する旅行者に60豪ドル(約5千円)を課税韓国の出国納付金は航空機と船の出国者が対象で、航空機の場合は1万ウォン(約千円)を徴収している。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

知恵蔵mini 「出国税」の解説

出国税

日本の富裕層が国外に居住地を移す際に適用される税制度。正式名称は「国外転出時課税制度」。国外移住による富裕層の課税逃れ防止を目的に、2015年7月1日より導入された。対象となるのは、1億円以上の金融資産を持ち、国内在住期間が5年を超える資産家。海外への移住の他、1年以上の海外転勤や留学の際にも適用され、株式や投資信託などの有価証券、未決済の信用取引といった金融資産の含み益に所得税が課せられる。納税せずに出国した場合、加算税などを含む額が追徴課税される。

(2015-7-3)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む