出島村(読み)でじまむら

日本歴史地名大系 「出島村」の解説

出島村
でじまむら

面積:一一〇・八〇平方キロ

郡東南部、霞ヶ浦に突出する舌状の半島(標高二五メートル前後)上にあり、西は土浦市・千代田村、北は石岡市に接する。村の北部を菱木ひしき川、中央部をいち川が東流し、いずれも霞ヶ浦へ注ぐ。産業は農業・果樹園芸・牧畜業・水産業が主体で、とくに養豚・栗栽培が盛んである。霞ヶ浦の鮒・鯉・公魚などを中心とする淡水漁業は、湖の汚染のため昔日の面影はなく、かつて霞ヶ浦の風物詩であった帆引漁船はトロール漁法に代わってその姿はみられない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android