函館県(読み)はこだてけん

日本歴史地名大系 「函館県」の解説

函館県
はこだてけん

明治一五年(一八八二)開拓使廃止に伴って設置された県。開拓使は明治四年に事業計画を同五年から一〇ヵ年、一千万円と決定していたこともあり、同一五年二月八日をもって廃止され、北海道に函館・札幌・根室の三県が置かれることとなった。当県は開拓使函館支庁の行政区画をそのまま引継ぎ、渡島国函館区(四四ヵ町)亀田かめだ(二七ヵ村)上磯かみいそ(一三ヵ村)、松前郡(五一ヵ町村)、檜山郡(四六ヵ町村)爾志にし(八ヵ村)茅部かやべ(一三ヵ村)、胆振国山越やまこし(三ヵ村)、後志国久遠くどお(七ヵ村)奥尻おくしり(四ヵ村)太櫓ふとろ(四ヵ村)瀬棚せたな(五ヵ村)寿都すつつ(一一ヵ町村)島牧しままき(七ヵ村)歌棄うたすつ(六ヵ村)磯谷いそや(四ヵ村)の三国一区一五郡二五三ヵ町村を管下に置いた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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