分別過ぐれば愚に返る(読み)ふんべつすぐればぐにかえる

精選版 日本国語大辞典 「分別過ぐれば愚に返る」の意味・読み・例文・類語

ふんべつ【分別】 過(す)ぐれば愚(ぐ)に返(かえ)

  1. あまりにも考えすぎると、かえって迷いにおちる。
    1. [初出の実例]「分別過れば愚にかへる、初一念に御進み」(出典:浄瑠璃・日本振袖始(1718)一)

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ことわざを知る辞典 「分別過ぐれば愚に返る」の解説

分別過ぐれば愚に返る

思慮分別も度を越すと、判断を誤る。あまりに考えすぎると、迷いが生じたり、愚策におちいる。

[解説] 「分別」は、本来、仏教用語で、物事道理をわきまえることだから、「愚」とは対極にあります。しかし、これも極端におちいると、物のわからない「愚」と同じことになってしまいます。

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