愚策(読み)グサク

デジタル大辞泉 「愚策」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐さく【愚策】

へたな方策。まずいやり方。
自分の考えや計画などをへりくだっていう語。
[類語]方策対策施策企て一計奇計奇策秘策・対応策・善後策得策方法妙計妙策良計良策上策下策国策政策一策万策拙策無策弥縫策びほうさく密計秘計百計

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精選版 日本国語大辞典 「愚策」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐さく【愚策】

  1. 〘 名詞 〙 おろかなはかりごと。つまらない計画。また、自分の考えや計画をへりくだっていう語。
    1. [初出の実例]「僕乍及愚策小田村迄遣し」(出典:久保清太郎宛吉田松陰書簡‐安政六年(1859)三月一七日)
    2. 「いや是も利害相償(つぐな)はぬ愚策だと心付いた」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉七)

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普及版 字通 「愚策」の読み・字形・画数・意味

【愚策】ぐさく

愚計。謙していう。〔漢書、宣元六王、淮陽憲王劉欽伝〕(張)幸ひにして腑(はいふ)(近親間柄)を得、數(しばしば)愚策をむ。未だ省察せられず。北のかた燕・趙に游び~幽隱の士を求めんと欲す。

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