ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分娩誘発剤」の意味・わかりやすい解説 分娩誘発剤ぶんべんゆうはつざい 人工的に陣痛をつける目的で処方されている薬剤の総称。プロスタグランジンやオキシトシンなどがある。プロスタグランジン E2 や F2 は,子宮の平滑筋を強力に収縮させる作用,子宮頸管の軟化作用がある。これらの作用を利用した薬物である。従来から使用されているオキシトシンよりも,作用が確実で,より安全になった。オキシトシンは脳下垂体後葉から分泌されるホルモンで,プロスタグランジンと同様に子宮収縮作用があり,分娩期の陣痛を促進する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by