分解溶融(読み)ぶんかいようゆう

最新 地学事典 「分解溶融」の解説

ぶんかいようゆう
分解溶融

incongruent melting

組成一定の鉱物が溶けるとき,直接その鉱物と同じ組成の液にならないで,ある一定温度(分解溶融点,incongruent melting point)で組成の異なった液と別の鉱物に分解し,さらに温度が上がると新しい結晶が溶けて,もとの鉱物と同じ組成の液になる現象。例,常圧で直方エンスタタイト(フォルステライトと液),カリ長石(白榴(りゆう)石と液),1.0GPaぐらいの圧力でアノーサイト(コランダムと液),3.2GPa以上でアルバイト(ひすい輝石と液)。なお,固溶体鉱物(端成分鉱物を除く)は常に分解溶融するが,この場合,上の例と異なる点は分解溶融点が一定でなく,ソリダスとリキダスの間で連続的に変わる。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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