鉱物の一種。灰長石ともいう。斜長石は固溶体を形成するが,アノーサイトはこのうちのCa端成分をいう。化学組成はCaSi2Al2O8であるが,NaSi3AlO8成分を10mol%以下含む。結晶系は三斜晶系で,おもに{010}面の発達した板状結晶または柱状結晶をなし,へき開は{001}や{010}である。ガラス状光沢をなし,色は無色であるが,変質を受けると白色や灰色になる。モース硬度は6~6.5で,比重は2.75~2.77である。溶融温度は常圧でおよそ1550℃である。ある種の玄武岩質火山岩中の斑晶として産するほかに,斑レイ岩質深成岩や石灰岩質接触変成岩などにもみられることがある。火山岩の斑晶の例としては,伊豆三宅島のものが世界的に有名である。地球以外でも月の岩石や隕石中にみられる。
執筆者:池田 幸雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…アルバイトNaAlSi3O8(Ab)とアノーサイトCaAl2Si2O8(An)との間の固溶系列を総称して斜長石と呼び,組成をAbxAn100-xで表す。組成範囲によって次のような名が与えられている。…
…化学組成は,一般にMT4O8で表され,MはCa,Na,K,Ba,またTはAl,Siである。天然に産する長石は,ほとんどCaAl2Si2O8(アノーサイト,An),NaAlSi3O8(アルバイト,Ab),KAlSi3O8(カリ長石,Or)を端成分とする三成分系に属し,その組成はOrxAbyAnz(x+y+z=100)のように表現される。アノーサイトとアルバイトの間の固溶系列を斜長石,アルバイトとカリ長石の間の固溶系列をアルカリ長石と呼ぶ。…
※「アノーサイト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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