分限者(読み)ブゲンシャ

デジタル大辞泉 「分限者」の意味・読み・例文・類語

ぶげん‐しゃ【分限者】

金持ち。財産家

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「分限者」の意味・読み・例文・類語

ぶんげん‐しゃ【分限者】

〘名〙 金持。物持長者富豪。ぶげんしゃ。
咄本・八行整版本昨日は今日の物語(1614‐34頃)「ある大ぶんげんしゃ、祈祷のために連歌をせんとて」

ぶげん‐しゃ【分限者】

〘名〙 分限の人。金持。富豪。富限者。ぶげんもの。
※寛永刊本蒙求抄(1529頃)三「さらば雍歯に所領う取らせて、ぶげんしゃになされいそ」

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世界大百科事典(旧版)内の分限者の言及

【分限】より

…戦国時代以後は武士の分限を記した分限帳が作成されている。なお分限の大なる者を分限者と呼び,商人の分限者は富商,金持ちの代名詞となった。【五味 文彦】。…

【分限】より

…戦国時代以後は武士の分限を記した分限帳が作成されている。なお分限の大なる者を分限者と呼び,商人の分限者は富商,金持ちの代名詞となった。【五味 文彦】。…

※「分限者」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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