切り苛む(読み)キリサイナム

デジタル大辞泉 「切り苛む」の意味・読み・例文・類語

きり‐さいな・む【切り苛む/斬り苛む】

[動マ五(四)]むごたらしくずたずたに切る。めった切りにして苦しめる。「身を―・まれる思い」
[類語]苛めるさいなむなぶるいびる虐げる虐待迫害

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精選版 日本国語大辞典 「切り苛む」の意味・読み・例文・類語

きり‐さいな・む【切苛】

  1. 〘 他動詞 マ行五(四) 〙 切って苦しめなやます。むごたらしく切る。
    1. [初出の実例]「又かたはらをみれば、うすにいれて、つくもあり、むくひのつみによりて、きりさいなまるるものあり」(出典:御伽草子・富士の人穴草子(室町時代物語集所収)(室町末))

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