苛む(読み)サイナム

デジタル大辞泉 「苛む」の意味・読み・例文・類語

さいな・む【苛む/×嘖む】

[動マ五(四)]《「さきなむ」の音変化》
𠮟ったり責めたてたりする。「われとわが身を―・む」
「かかる文見すれば、おとど、母宮、―・むとて」〈宇津保嵯峨院
苦しめる。いじめる。「不安の念に―・まれる」「切り―・む」
牛頭馬頭ごずめず獄卒に―・まれて」〈芥川地獄変
[類語]いじめるなぶるいびる虐げる切り苛む虐待迫害責めるとがめるなじ難ずるつるし上げる締め上げる責め付ける責め立てる難じる非難する難詰する面詰する面責する問責する詰責する𠮟責しっせきする譴責けんせきする弁難する論難する指弾する追及する・詰問する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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