切上り長兵衛 きりあがり-ちょうべえ
?-? 江戸時代前期の鉱山労働者。
掘り子として各地の鉱山ではたらく。元禄(げんろく)3年(1690)伊予(いよ)(愛媛県)新居郡立川銅山近くの別子山で銅の大鉱脈を発見し,翌年住友家が別子銅山を開発するきっかけをつくった。坑道を上向きにほりすすむのを得意としたので,「切上り」とよばれた。没年月日は元禄7年(1694)4月25日とも,宝永5年(1708)3月29日ともいわれる。阿波(あわ)(徳島県)出身。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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