切久保村
きりくぼむら
[現在地名]八坂村切久保
現八坂村西部の山中に位置し、村の西部は標高一一六四メートルの鷹狩山や南鷹狩山をもって大町村に接している。
切久保の名は、慶長二〇年(一六一五)七月一一日付で勝野正珍斎にあてた倉科和泉年貢算用状(勝野文書)に「きりくぼの正珍」とあるのを初見とする。
「信府統記」の「新田開発時節改」によると「大町組大平村枝郷切久保村 慶安元子年高分ル」とあり、金熊村の別称大平村から慶安元年(一六四八)に高分れしたことを伝えている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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