デジタル大辞泉
「切戸口」の意味・読み・例文・類語
きりど‐ぐち【切(り)戸口】
1 くぐり戸をつけた小門。
2 能舞台で、右手側面の奥にあるくぐり戸。地謡、後見などが出入りする。臆病口。忘れ口。切り戸。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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きりど‐ぐち【切戸口】
- 〘 名詞 〙
- ① くぐり戸の出入り口。また、くぐり戸のついた庭の小門。
- [初出の実例]「切戸口より直(すぐ)に舁込(かきこむ)奥座敷。梅が枝様へ人走らせ夫(それ)お菓子煙草盆」(出典:浄瑠璃・平仮名盛衰記(1739)四)
- ② =きりど(切戸)②
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の切戸口の言及
【能舞台】より
… シテやワキなどが扮装の変更や場面転換のためにアト座を利用することがある。舞台への出入りは橋掛りの突当りの幕口を主とし,ほかにアト座右奥に切戸口(きりどぐち)(臆病口とも)がある。幕口には揚幕(多くは五色の緞子(どんす)などをはぎ合わせて作る)を下げ,その両袖に結び付けた2本の竹で上げ下げする。…
※「切戸口」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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