切的(読み)きりまと

精選版 日本国語大辞典 「切的」の意味・読み・例文・類語

きり‐まと【切的】

〘名〙 射芸で用いる的の一種。鉋(かんな)をかけた板を四半、すなわち二寸(約六センチメートル)四方に切り、木でつくった串に斜(はす)にとりつけ、地にさしたもの。串の長さには諸説あり、一尺(約三〇センチメートル)とも〔射初之巻〕、八寸(約二四センチメートル)とも〔弓矢百問答〕いわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android