切組(読み)キリクミ

デジタル大辞泉 「切組」の意味・読み・例文・類語

きり‐くみ【切(り)組(み)】

材木を切り組むこと。また、そのもの。「切り組み柱」
能で、切り合いの場面。また、そのとき奏する囃子はやし名称

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 クラ

精選版 日本国語大辞典 「切組」の意味・読み・例文・類語

きり‐くみ【切組】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 材木などを種々に切って組み合わせること。また、その組み合わせたもの。
    1. [初出の実例]「むかし座敷と見へて所々の切組(キリクミ)わけもなふ隙をつくし」(出典浮世草子・浮世栄花一代男(1693)四)
  3. (くら)の部分の名(日葡辞書(1603‐04))。
  4. 能の切り合いの場面。シテやワキに大ぜいの軍兵が切りかかる形のものが多い。また、この時奏する囃子の名称。「正尊(しょうぞん)」「烏帽子折(えぼしおり)」などにある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android