切賃(読み)キリチン

デジタル大辞泉 「切賃」の意味・読み・例文・類語

きり‐ちん【切(り)賃】

物を切る手間賃
江戸時代両替屋に払った、金銀貨を銭に替える手数料

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「切賃」の意味・読み・例文・類語

きり‐ちん【切賃】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物を切る報酬。「薪の切賃」
  3. 江戸時代、両替の手数料。金銀貨を銭に切り替える時に支払う手数料。両替銭。打賃(うちちん)。わり。切銭
    1. [初出の実例]「小判切賃頃日俄に高直仕由相聞不届候」(出典:享保令典永鑑‐三二・宝永二年(1705)一一月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android