切銭(読み)きりせん

精選版 日本国語大辞典 「切銭」の意味・読み・例文・類語

きり‐せん【切銭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 鎌倉から室町時代にかけて、民間外周を切り取った損傷銭、または薄く延ばした銅片円形に切り抜き銭貨形としたもの。ともにたびたび銭貨としての通用を禁じられている。きりぜに。
    1. [初出の実例]「切銭事有其沙汰。〈略〉用切銭事可止之」(出典吾妻鏡‐弘長三年(1263)九月一〇日)
  3. きりちん(切賃)

きり‐ぜに【切銭】

  1. 〘 名詞 〙きりせん(切銭)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 切賃

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む