精選版 日本国語大辞典 「切銭」の意味・読み・例文・類語 きり‐せん【切銭】 〘 名詞 〙① 鎌倉から室町時代にかけて、民間で外周を切り取った損傷銭、または薄く延ばした銅片を円形に切り抜き銭貨形としたもの。ともにたびたび銭貨としての通用を禁じられている。きりぜに。[初出の実例]「切銭事有二其沙汰一。〈略〉用二切銭一事可レ停二止之一」(出典:吾妻鏡‐弘長三年(1263)九月一〇日)② =きりちん(切賃)② きり‐ぜに【切銭】 〘 名詞 〙 =きりせん(切銭) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例